
こんにちは、たつみです。
前回の記事では精神科の病気の怖さについてご説明しました。前回のことを踏まえた上で、大事なことがあります。
それは「一体どういう時に精神科に行った方がいいの?」ということです。精神科はこの受診の時期というのが難しいですよね。たとえば内科であれば、「熱出たし熱冷ましもらおう」や、「花粉症できついからアレルギーの薬が欲しいなあ」という風にわかりやすく体の不調があって受診しますよね。
ただ精神科の場合は気持ちという、やや曖昧なところで明確な基準というのははっきりしないですよね。
初診の患者さんからは
「もう少し早く受診したかったんですけど、いざ受診して『そんなの大した問題じゃないよ』とか言われたらどうしようかなと思ってこれませんでした。」
「どうなったら受診していいのかわからなくて・・・」
みたいなことをよく言われます。
僕の基本的な考えとしては、「精神科の受診が頭によぎったらその段階で受診してOKです!」と思っています。
というのも、受診して何も異常がなければ「そのまま様子を見てください」で終わりだからです。この文章だけみると突き放した印象を与えてしまうかもしれません。
例えばですが、こけた後からずっとついた手が痛いとなった時に整形外科を受診しますよね。そこではレントゲンなどを撮ってもらうと思います。でももしレントゲンで骨折などがなかった場合、痛み止めを出されて、以降の受診は必要なくなりますよね。
簡単にいえば、
実際に来て問題なければすぐに終診になるだけなので、悩んで治療が遅れるくらいならば、早めに受診してもらった方がきっと楽ですよ
ということです。
いかがでしょうか、精神科の受診のハードルは下がったでしょうか。
「そんな風に言われてもやっぱり行きにくいよ」と思われましたか?
きっとそう思われる方もいらっしゃいますよね。では次回はもう少し具体的に精神科の受診の目安をお伝えしようと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。
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